先日、ニースで出張領事サービスがあったので、娘のパスポートを受け取ってきました。
これで、フランスパスポートと2冊そろいました。
日本は基本国籍をひとつしか持てないのですが、生まれたときに自動的に別の国籍を取得したような場合は、大人になるまで「国籍留保」という形で複数の国籍をキープすることができます。
日本のパスポートをゲットするまでの流れはこんな感じ。
・病院でもらった申請用紙をカンヌ市役所(病院のある町の市役所)に提出
・そこで出生証明をもらう
・日本への出生届けやフランスの出生証明などをマルセイユ領事館に提出
(マルセイユ領事館から本籍地の区役所へ書類送付)
・数週間後、本籍地の区役所へ受理の確認を電話でして、戸籍抄本を取り寄せる
・マルセイユ領事館からもらったパスポート申請書と戸籍抄本などを領事館へ郵送
・本人連れて、ニースで受取
カンヌからマルセイユまでは約200km。パスポートのためだけに行くのはちょっと遠いのですが、年二回ニースで出張サービスがあるので、今回はそのタイミングを利用しました。
フランスのパスポートはもっと簡単で、カンヌ市役所に取りに行くだけ。
日本だと、国内でも県のパスポートセンターまで行かなきゃいけないことを考えると、便利ですね~。世田谷よりの川崎に住んでたとき、横浜まで取りに行くの遠かったなぁ。
ちなみに、我が家にはもう一人パスポート2冊持ちの人がいます。
もちろん私ではなく、相方くんで、フランスとイギリスの二重国籍。ティーンの頃に申請してイギリスパスポートをゲットしたんだとか。残念?なことに、娘の場合は父親がイギリス国籍でも実際ある程度の期間(5年、だったかな?)住んだことがある訳ではないので、イギリス国籍はもらえません。(祖母では遠すぎてダメらしい)
EUのパスポート二つ持っていても、今の時代あまり意味がないのでいいんですけど。
そういえば、旦那さんがフランスとアルジェリアの二重国籍の友達は、息子くんは3つパスポート持てる、なんて話していたし、担当産婦人科医の奥さんはドイツ人なんですけど、EU内同士でもドイツは二重国籍NGなんだとか。このあたり、国によって方針が違うのでイチイチややこしいです。
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