前回の日本帰省で、かなり大量の絵本(ほぼ古本)を仕入れてきたのもあって、元々日本語寄りだった子供たちの本の蔵書がさらに日本語一色になりつつあります。
ただ、毎晩寝る前の読み聞かせは、私と相方くんで交互にムスメとムスコにしているため、フランス語の本もある程度ないとネタ切れになるという問題が。
もちろん相方くんの場合は、オフィス近くにある図書館で借りてこれるという利点があるのですが、やっぱり「家にあっていつでも見たいときに読める」ようにもしてあげたい。ただ、フランスは日本のBOOK OFFやメルカリように状態のよい古本の絵本が簡単に手に入るわけでもない。アマゾンの古本は一応ありますが、送料が日本よりかなり割高なので、ペイしない。フリーマーケットで出ているのはアニメ系のものが多くていわゆる「名作」があまりない。
ということで私が考えたのが、「うちにある日本語の本のフランス語版を図書館で借りてきて、バイリンガル版にしてしまおう!」と言うプラン。ちょうど日本語補習校の夏祭りがあった土曜日、少し早めに行って会場のすぐ近くにある図書館へ。
子供の本をばばばーっと探してみると、発見しました、我が家と同じ本(のフランス語版)。
何をするかというと、文の部分だけWordで書き写して、それを印刷、貼ってはがせるポストイットな糊で絵本に貼り付けちゃうんです。
これで、私でも相方くんでも問題なく読んであげることができます。
入力自体はそもそも絵本って文の量が多くないので、そんなに大変ではなく、訳を読みながら、ふんふん、こういう感じになるのね、とか、このフランス語の単語知らなかった―!など新しい発見があってなかなか面白いです。
この図書館はかなり広大なエリアのネットワークがあるので、ネットで検索して予約すれば他の図書館からも取り寄せできます。ということで、時間をみつけては、作者名で検索してこれから借りるリストを作ってみると、けっこうな量になってきました。
場所柄、インターナショナルな家庭も多いので図書館には、「各種言語の絵本コーナー」がありました。そこには英語の「オリビア」や日本語の「うらしまたろう」、ドイツ語の「こねこのぴっち」があったりしました。
でも、蔵書検索してみると、「あれ?なんでこの作品ないの?」というものもちらほら。
私の中では絶対あるだろうと思っていた、「ちいさなおうち」とか「どろんこハリー」とかがないのです。
日本のものは意外に充実していて、いわむらかずおさん(14ひきシリーズなど)は30冊以上検索したら出てきました。
アメリカの児童文学はそこまでフランスに浸透していないんでしょうか?
もしかしたら司書さんたちの個人的趣味だったりするのかもしれませんが、、、、
現在のところ、日仏バイリンガル版になった絵本は5冊だけですが、ぼちぼち増やしていこうと思っています。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -