前に働いていたレストランで、アペリティフを注文するとき、連れのフランス人が「Martiniください」と言ったときのこと。
私は特に考えもせずに、「ふーん、けっこう強いカクテルを頼むんだなあ」と思ってました。
で、出てきたマティーニ、そう、ジンとベルモットのカクテルグラスにでてくるやつです。
一口飲んでの台詞が、「なんだよ、これ!ほとんどストレートのジンじゃないか!こんなのMartiniじゃない!」と。
ほんとは、こんなリキュールを飲みたかったのだと、分かりました。
イタリアのリキュールMartini。これは白ですが、赤もあります。
アルコール分14.5%で、ワインよりも少し強いくらい、甘めの口当たりなので冷やして飲むと美味しいです。女性向きかも。
このリキュール、どうやら日本では、マティーニではなく、マルティーニ、と表現するとのこと。
つづりは一緒なので、なんとも紛らわしい。
ヨーロッパでは、こっちが「Martini」、日本やアメリカでは、ジンとベルモットのカクテルを「Martini」と呼ぶようです。
日本にいるヨーロッパ人の皆さん、オーダーするときは気をつけて!
*ちなみに写真の手前に写ってるのは、先週の寿司パーティの残りもの(アボカド、すり身、いくら)で作ったカナッペ。